業種×企業規模で給与はこんなに変わる！キャリアと生活を左右する仕事選び

国税庁の「民間給与実態統計調査」って？

民間給与実態統計調査は国税庁が毎年行っている調査の１つで、民間の事業所を対象に企業の規模別や業種別などの切り口で年間給与の実態を調べているもの。調査対象は毎年末の時点で民間の事業所で働いている給与所得者（つまりサラリーマン）となっており、国税庁にとっては年間の税金収入の見積もりを立てるためなどの目的も持っているため、時期を決めて欠かさずに行われている重要な統計調査なのだそう。

業種×企業規模で給与はこんなに変わる！あなたの仕事の給与は高い？安い？

以下は国税庁のホームページにある「民間給与実態統計調査（平成24年分調査）」のデータの一部を抜粋、引用したもので、業種別とその業種の企業規模別（事業所規模別）の年間平均給与額（金額単位：千円）を知ることができる貴重な内容となっています。

※それぞれの数字は業種別の年間平均給与（金額単位は千円）
※国税庁「民間給与実態統計調査」平成24年分調査結果の一部を抜粋、引用しています

業種と企業規模次第で、年間給与が150万から300万円近く変わることも

お金に換算して見てみると、就職や転職という場面において、いかに業種選び、企業規模選びが大切になってくるかがおわかり頂けると思います。しかしこれはあくまでも平均のデータであり、一概に給与の高い業種の大企業が素晴らしいと言っている訳ではありません。世の中には企業規模こそ大きくはないものの、世界トップシェアの商品を持つ高収益企業や、生産性が高くて給与額も高いベンチャー企業、中小企業もあったりするものです。就職や転職という場面では、なんとなくの知名度だけで入社を判断するのではなく、どんな業種でどんなキャリアを積みあげていくのが自分にとっては良いのか？そんな視点も含めて考えてみるのをお薦めします。