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【転職前に要確認!】企業の内情を知るための方法と見極めておくべきポイント

転職したいと考えている人であれば、少なからず次の転職先となる企業に「働きやすさ」や「居心地の良さ」などを求めたくなるのも本音。しかし、転職する前に企業の働きやすさや居心地の内情、実情を知るのは、一昔前までは簡単ではありませんでした。今回はもしこういった情報を入手したい、企業の内情や働いている社員の「本音」が知りたいと思った時に役立つ情報サイトと、そこで見極めるべきポイントについて、ご紹介していきたいと思います。

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近年は企業で働く社員や元社員たちの声が集まる口コミサイトもある


自分が応募を考えている企業、内定をもらった企業、以前から気になっている企業の働きやすさや居心地、収入などの実情はどうなっているのでしょうか?近年は全国の主な企業の社員や元社員たちが実情を語る口コミサイトも登場していて、比較的手軽にその企業に関する情報を得る事ができるようになっています。


【1】転職会議


全国約40万社の会社概要から、働いてみた感想、意見などがわかるサイト。社風や給与水準、残業や休日休暇に関する状況、面接対策に関する情報なども掲載されています。合わせて求人情報を探したり、応募したりすることもできるサイトです。

URL:http://jobtalk.jp/


【2】Vokers


「社員による会社評価」をコンセプトに、全国約60万社の口コミ評価がわかるサイト。実際に働く、働いた経験のある社員の視点から見た口コミ、意見が集約されています。組織体制や女性の働きやすさ、ワークライフバランスなどの評価軸を持っているのもユニーク。

URL:http://www.vorkers.com/


【3】カイシャの評判


求人情報サービス大手のエン・ジャパンが運営する会社の口コミ評価サイト。前述の2サイトと同様に国内の主な企業で働く、働いた経験を持つユーザによる、口コミ、意見が掲載されている。評判グラフや業界マップなどの評価まとめ機能も付属。

URL:http://hyouban.en-japan.com/


企業の実情、どんなポイントを見極めておくべきか?


上記のような、いわゆる企業の口コミ評価がわかる情報サイトは多く登場してきていますが、なんとなく漠然と情報を眺めているだけでは、書いてある口コミの内容に惑わされる事にもなりかねません。企業というものは一長一短があるもの。自分自身の希望条件や重視するポイントをきちんと考えながら、口コミ評価を読んでいく事も大切です。ここでは参考までにどんなポイントを見極めておくべきか?いくつかピックアップしておきたいと思います。


【1】部署の上司や同僚、いわゆる人間関係はどうなっているか?


転職して仕事を続けていく、成果を上げていく上で、「社内の人間関係」というのは非常に重要な要素になります。特に上司や同僚との関係が良くなければ、進む仕事もうまくいかなくなってしまう可能性もあります。心機一転の気持ちで転職してみたものの、上司や同僚に恵まれず失望してしまうような転職では成功とは言えません。尊敬できる良い上司、一緒に頑張れる同僚がいそうかどうか、口コミの行間から客観的に読み取って想像していくのも大切です。


【2】人事評価の実情、評価のシステムはどうなっているか?


転職を考えている人たちの多くは、現在働いている会社の自分への評価に対して不満を持っている、というのはよくあることです。結果を出しても報われない、正当に評価されない、仕組みが整っていない企業では働くモチベーションも下がっていく可能性があります。ビジネスの結果を優先する評価システムなのか?周囲との調和力がより大きく求められる評価システムなのか?年功序列の要素はどのくらいありそうか?など、見極めておきたいポイントは多くあります。


【3】年収や給与水準、福利厚生などの待遇面はどうなっているか?


給与は低いより高い方がいい。この気持ちはほぼ誰もが持っていると思います。仕事の内容や会社の社風、職場の雰囲気なども重要な要素ですが、給与、つまり「お金の問題」というのは将来の暮らしの事を考えると外せない要素にもなります。生活の事も頭に入れて、今働いている会社よりも給与が下がる可能性があるのか?上がる可能性があるのか?昇進昇格でどのくらいの給与や手当があるのか?会社側で用意されている福利厚生にはどんなものがあるのか?会社が変われば全てイチから考え直す必要もありますので、必ずチェックしておきたいポイントです。


【4】社員の平均勤続年数や離職率はどうなっているか?


近年はブラック企業という言葉も使われますが、働きやすさという観点から、社員の平均勤続年数や離職率の高さ低さに関しても念のためチェックしておきましょう。離職率については業界や職種、企業によっても異なる面はありますが、総じて概ね10%ほどが見極めのポイントになると思います。この数字よりも大幅に高い、低いという場合は、その業界や職種の同業他社の状況なども調べて比較しておくのが良いでしょう。離職する人が少ない、平均勤続年数が長いという場合は、自分自身の将来と照らし合わせても、予測が立ちやすくなります。


信頼できる情報を引き出すには「足で稼ぐ」のも大切


企業の口コミサイトを見てもまだまだ納得できない、信憑性がわからないと感じる場合にはやはり、最後は足で稼ぐ、きちんと信頼できる人の情報に触れてみるのも大切です。自分の目や耳で、しっかりと確かめに行くという事も長いビジネス人生の中で失敗しないためには大切なポイントになります。


実際の転職の際でもよくあるのは、内定後に配属される可能性がある部署の上司にあたる人と、入社判断の前に面談の機会を設けてもらうという事もあったりします。また、転職エージェントのコンサルタントなどに確認のための情報を提供してもらう、会社の中の人との面談の機会を希望してみるというのも方法の1つです。価値ある情報を収集したいという場合には、自ら積極的に確認の機会を設けていく、行動していくのが重要です。

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