ハローワーク行田

月に一度、失業保険をもらうために通っていました。ここは駐車場が狭いので、早めに駐車しておかないといけないのも大変でした。また、失業保険の窓口前にあるソファも混んでいて、座れない事もありました。来ている人は50代くらいの男性が多かったように思います。

仕事に関してはやはり、工場や介護関係の求人が多いように思いました。私は保育士の資格を持っていたので、保育士の求人を多く紹介してもらいましたが、どの保育園も時給が安く、派遣会社経由で働いた方が時給面でも条件は良いです。ハローワークに出ている求人は、人を安く雇いたい会社ばかりではないかと思いました。

行田のハローワークは中心地から外れた場所にあり、駐車場の台数は多いです。利用者も少なめなので、個人相談などの待ち時間が少なくて済むのは助かります。私は合同就職支援の研修会に参加しましたが、そこで話をしていた担当者さんが、「せっかくの転職機会ですから焦らずに探しましょう」と言っていたのが印象的で、その時は研修の参加者もホッとしたような表情をしていた記憶があります。

私の場合は最初から福祉業界の仕事を希望していたので、複数の企業の担当者と会話ができる「福祉業界の就職相談会」に参加しました。企業側は求職者の話を聞き、それに合わせて業務内容を提示する形を取っていたので、恐らく初心者の方でも問題はないかと思います。そして相談会以降は興味を持った企業の施設を見学し、職場体験を経て就職に結びつけた形でした。

仮に良いと思う求人があっても、年齢的な面で難しいように思われました（当方は38歳）。職業相談では今までの職歴や希望する職業に関する聞き取りがあり、持っている資格からの紹介が基本のように思われます。

利用時の駐車場や駐輪場に関しては問題と思うほどの問題は感じた事はありませんが、すぐに隣接する場所ではないため、天気が悪い日には少し不便を感じると思います。

転職サイトや他の求人媒体と比較してみると、正社員募集の求人の数としては多く見えるように思います。しかしながら求人票では年齢不問と謳っていても、実際は30代前半までや女性のみなどの実態もあるように思います。また、検索だけではよく分からない会社も多く見られます。

30年ぶりに失業保険の手続きに行きました。受付で手続きの方法を聞いたところ、離職票を出してくださいと言われ、会社から送られてきた離職票1と離職票2の2枚を提出しました。そこから求職登録の用紙に記入を行い、名前や住所、今後どんな仕事がしたいかなどを記入しました。

その後は番号札を受け取って待ち、順番が来たら職員の人との面談がありました。なぜ会社を辞めたのか、今は仕事ができる状態にあるか、今後仕事を探していく意思はあるかなどの確認があり、基本的には丁寧に対応してくれました。思っていたよりは優しかったです。

最初の相談時には自分がその仕事に向いているかどうかの話をしてくれたり、応募時には自分の長所などを電話でアピールしてくれたりしたので、なんとか次の仕事を見つける事ができました。また、面接を受けに行く前には、面接先の交通アクセスに関するWEBの地図を印刷してくれたりもしました。自分自身としてはハローワークでの就職活動がメインだったので、特にこれといった不満も感じませんでした。こちらから積極的に仕事を探そうとしていれば、きちんと相談にはのってくれると思います。

公共交通機関でのアクセスはちょっと不便です。最寄りの駅は東行田駅になりますが、駅から行田のハローワークまでのバスが無いので、電車で来た場合はタクシーに乗るか徒歩で行く事になります。ただ、タクシーも駅前にいない事の方が多いので、基本的には10分少々歩いて通う事になると思います。最寄り駅の路線は秩父鉄道ですが、1時間に2、3本しか電車が走っていないので、電車を待つ時間も考えておいた方がいいです。

おおよそですが、人口が30万人以下の街になると仕事探しがかなり難しくなると思います。もちろん大手企業関連の工場が誘致されているなどの特性を持った市町村は別ですが、一般に地方の田舎町と呼ばれるような地域では、求人件数そのものが少ないのが現状です。ここも十分に田舎なので、やはり求人としては多くはありません。

転職活動の際は一応ハローワークをメインとしてはいたのですが、自治体が独自で展開している求人情報サービスがあったので、それも合わせて利用していました。今は地元で働いていますが、ここも埼玉県の求人情報サービスで見つけました（今はサービス自体終了しています）。その他にもリクナビネクストやマイナビ転職などの総合求人サイトにも登録はしていましたが、あまり目ぼしい求人はなかったように記憶しています。