この3年で求人広告の件数は大きく増加。特に求人サイトが大幅増
転職活動を進める中で、求人の件数って意外と多いな、少ないな、今って求人が多い時期なのかな?など、疑問に思ったことはありませんか?今回は統計の数字から、企業の採用意欲=求人情報件数のトレンドについてご紹介していきたいと思います。
求人広告の掲載件数に関する統計をとっている団体がある
求人サイト、有料の求人情報誌、フリーペーパー、新聞の折込求人広告など、様々な媒体、メディアで求人広告をみかける昨今の時代ですが、これら求人広告の掲載件数に関する統計をとっている団体があります。その名も「全国求人情報協会」。公益社団法人の協会で、こちらには求人情報の掲載を扱う全国約130の媒体、メディアなどが加盟(会員)となっています。
この全国求人情報協会はもともと「(働き手に対する)多様な就業機会の提供」や、「求人広告の適正化」などをミッションに活動を行っている団体だそうですが、今回はこちらの団体が定期的に行っている求人広告掲載件数に関する調査結果、統計をもとに、企業の採用意欲=求人情報件数のトレンドについて、みなさんにご紹介していきたいと思います。
約82万件の求人広告、50ヶ月連続で対前年比プラス
以下は全国求人情報協会が調べた、求人メディア全体の広告掲載件数に関する推移グラフです。2014年5月までの結果を見てみると、約82万件の求人広告が様々な求人メディアに流通していて、50ヶ月連続で、対前年比プラスの動向で推移しています。ちなみにこの統計は、国内全ての求人広告の件数や推移を現しているものではなく、全国の主な求人メディア(会員企業)が発行、掲載している求人広告の数字となっています。(出典:全国求人情報協会 求人広告掲載件数等集計結果(平成26年5月分))
企業はインターネットの求人サイトへの求人広告掲載を増やしている
求人メディア全体の動向に関しては上記のようになっていますが、さらに媒体別の動向を見ていくと、有料の求人情報誌や新聞の折込求人広告は右肩下がりの傾向で、それとは逆にインターネットの求人サイトへの求人広告の掲載が、大幅に伸びてきていることがわかります。ホワイトカラー系の職種の方であれば、インターネットの求人サイトを利用して転職情報を探すのは当たり前かもしれませんが、世の中には求人情報誌や折込広告などで求人情報を探しているという方も年代によっては結構多くいたりします。しかし、人材を採用する企業側としては採用活動に関する費用対効果や、そこから採用できる人材のスキルなどのことも考慮した結果、インターネットの求人サイトが企業の採用活動の主戦場になっていることがわかります。
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