知ってた?会社の福利厚生でお世話になっているあのサービスも社内ベンチャーの第一号
国内トップクラスの法人会員数、売上規模を誇る福利厚生代行サービスの会社が「ベネフィット・ワン」。今や東証二部に上場しているこの会社も、実は人材サービス企業の社内ベンチャーからスタートしました。
皆さんは「ベネフィット・ワン」という会社をご存知でしょうか?「ベネフィット・ステーション」と言えばわかる方も多いかもしれませんが、全国の宿泊施設を割安で予約できたり、マッサージやスパ、ジムなどの価格が割安になるなどのサービスで、働いている会社の福利厚生という形式でベネフィット・ステーションをヘビーユースしている方々も多いはず。
一部上場企業の約45%が利用し、今や年間200億超の売上
うちの会社でも利用してる!あれ、いいよね!という声も多いこの福利厚生代行サービス、もともとは各企業が自前で所有、提供していた福利厚生(例えば社宅や寮、保養所等の施設が代表的)を、みんなで共有化して利用しましょう、シェアすることで企業側の負担も安くなるし、従業員側の利便性も向上するし、アウトソーシングした方がいい事あるよね!といった経緯で生まれたサービスなのです。
そしてこの福利厚生の代行サービスで国内トップクラスの会員数、売上を誇っているのが「ベネフィット・ワン」。1996年に創業したこの会社は、今や東証二部にも上場し、年間で200億円超の売上規模を誇るビジネスへと成長しています。
実はこの会社、人材サービス会社の社内ベンチャー第一号
みんなが会社でお世話になっているベネフィット・ワン、実は人材派遣・転職支援などで有名なパソナグループの会社だということをご存知でしたか?しかもこの会社は、いわゆる「社内ベンチャー」から生まれて成長した会社で、パソナでも当時は第一号となる社内ベンチャービジネスだったそうです。
かつてのバブル崩壊後以降、様々な企業が社内ベンチャーという掛け声を唱え、ブームにもなったような時代がありましたが、社内ベンチャーから生まれたアイディアで今現在も生き残っているビジネスというのは多くありません。しかも社内ベンチャーがどんどん成長して別会社化され、単体で東証に上場する規模にまで至るというのはレアなケースとも言えます。
サービスの流通創造をコンセプトに、更なる事業拡大へ
福利厚生の代行、アウトソーシングという考え方から始まったこのサービスですが、今や福利厚生の代行だけに留まらず、モノやサービスの大流通を担う、プラットフォームのようなサービスへと進化していきつつあります。モノやサービスを売りたい企業と、便利で割安にモノやサービスを利用したい会員のマッチングを、インターネットを利用して加速させる、例えるならまるで楽天市場のような存在へと変貌しつつある状況です。現時点では法人向けの取引がコアになっているパソナグループのベネフィット・ワンですが、今後は一般消費者向けのサービスをオープンに打ち出していく時がくるのか、今後の事業の進化が楽しみな企業です。
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