ハタラクティブ

職歴に自信がない人でも（フリーターでも）正社員になれるというのが歌い文句になっている就職エージェントです。私も当時アルバイト経験のみだったので、職歴に自信がなくて一度相談に行きました。でも、正直言うと出てきた求人は想像していたほど良いと思えるものではなく、当時の私としては質が悪く感じました。確かに内定が取りやすいエージェントだろうと感じる一方で、その理由はたとえ有名企業であっても皆が行きたがらない業界などの求人が多いからだと感じます。今となっては相談したことで危機感を感じ、勉強になった部分もありますが、利用するならば丸任せで当てにし過ぎず、情報源の1つというくらいの気持ちで活用した方がいいように思います。

紹介してもらった求人の中で、積極的に応募したいと思えるものがなかったです。公式サイト上には1500求人以上などの記載はありますが、恐らく新卒の若い人が採用できない、不人気の企業が多いんだと思います。営業職、IT関係、サービス業などの求人は紹介してもらえますが、ブラック企業ではないかと心配になるものが多かったです。結局のところ、自分で就職できない人と不人気企業のマッチングを行っているエージェントなんだと感じます。他の口コミサイトにはいいことばかり書いているものもありましたが、きちんと悪評の部分も理解した上で実際に就職するか辞退するかを決めた方がいいと思います。

最初の面談に足を運んだところ、髪の色が明るい女性アドバイザーの方が担当だったので、大丈夫なの？と思いましたが、その方がいくつか求人を紹介してくれました。私が登録している他のサービスの紹介状況も踏まえた上で、敢えて違う求人や希望に近いものを持って来てくれました。結局求人には応募しなかったのですが、強引な紹介などはなかったです。ちなみにサービスとして、書類応募に必要な証明写真の撮影サービスがありました。

ハタラクティブを運営しているレバレジーズは、他にも看護のお仕事、フリーランスエンジニア向けのレバテックフリーランスなど、人材系サイトをいくつか運営していますが、ネットメディアを立ち上げて、そこにアドバイザーが支援するエージェントサービスをくっつけて収益化を図っているドライなベンチャー企業だと感じます。なので人材業界の中でもちょっと異質でネット会社のような存在です。

ハタラクティブは20代の同じ世代、目線のアドバイザーが多いので、その方が気軽に相談しやすいという人にとってはいいかもしれませんが、採用を行う側の企業の人事担当者とのパイプ、リレーションの深さはまだまだだと思います。そうなると、人事を説得して若手を採用しましょう！という形で魅力的な案件を創出するというよりは、既に顕在化している20代採用の案件を集めて就職希望者にとりあえず紹介する流れになっていきます。同じようなサービスにリクルートの就職ショップ、JAICの営業カレッジ、Re就活などがありますが、1つのサービスだけでなく、複数のサービスを利用し、紹介を受けた案件をよく吟味し、慎重に入社の有無を決めることをおすすめします。