【参事?主事?】ヤバイ、誰が偉いんだっけ・・・役職とは違う「職名」とは?
昔、ある大手電機メーカーを訪問したときのこと。迎えてくれたのは担当者さまを初めとした大勢の皆さま。そそくさと名刺交換を進める中で、課長や主任などの見慣れた役職の方に加えて、「参事」や「主事」という初めて目にする謎の肩書きの方が・・・。「ヤバイ、これってどっちが偉いんだ?・・・」覚えきれない席順と肩書き、誰がキーマンなのかも謎・・・そんなリスクを回避するために。
世間一般の役職名とはまた別の「職名」に関するあれこれ
一般的な企業であれば主任や課長、部長などの役職名が多いもの。そしてちょっと横文字を使う会社であれば、マネージャー、グループ長などの役職名だったりしますよね。そんな感覚を覚えた頃に出くわしたのが、「参事」「主事」なる謎の肩書き。正直、どのくらい偉いのか?がわからないと、誰がキーマンなのかもわかりませんし、ずっとおどおどしながら話を進めていくことにもなってしまいますよね。
今回取り上げた「参事」「主事」という肩書きは、世間一般の役職名とはまた別の、「職名(または職称)」を現すものだそうで、世間一般の役職名に当てはめて考えるものではないのだとか。どういう事かというと、参事、主事などの職名(または職称)はその会社内における能力を現す資格だそうで、いわば会社ごとに規定されているローカル基準があり、その規定したローカル基準を満たしている上で付けられる、会社から与えられる肩書きなのだとか。
また、その会社ごとに(敢えて)役職名に当てはめて考える場合の「偉さ」の定義も異なるようで、参事の場合、会社によって概ね部長級クラスまたは課長級クラス(でも部長や課長とは別・・・)くらい、主事の場合は会社によって概ね課長級から係長級(でも課長や係長とはまた別)くらいだったりするそうです。もうこうなってくると、その会社の微妙な空気感を読む力すら必要になってきそうですね・・・。
ちなみにある大手電機メーカーなどの場合は、「主事」になるための能力試験などもあったりするそうで、合格すると毎月の給与が数万円アップしたりすることもあるのだとか。そしてなんとなくの社内イメージでは、主事の年齢帯は30代前半から後半あたりがいわば社内平均値的なラインだったりもするそうで、社内におけるキャリアアップ(昇格)の入り口として考える人も多いよう。歴史のある大規模な会社を訪れる用事のある皆さんは知っておいた方が良いかもしれませんね。
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