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「未経験歓迎」って書いてあったのに落とされた!のなぜ?

転職活動をしていると求人情報を眺める機会も多いと思います。そして数ある求人情報の中でも目に留まりやすいのが「未経験者歓迎」の文字。これであれば!と可能性を感じて応募をしてみたものの、選考結果は残念ながら・・・。今回は「未経験者歓迎って書いてあるのになんでだよ!」と思った人のために、その読み解き方を解説していきたいと思います。

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未経験者も歓迎と書いてあるのに、なぜ落とされるんだ!?


企業の人事担当者は採用活動を行うにあたって、仕事内容や採用したい人物像などに合わせて「未経験者歓迎」の記載を使い分けています。この仕事は確実に経験者でなければ務まらないということであれば、未経験者歓迎という記載を入れることはないでしょう。一方で、ある程度幅の広い仕事(例:総合職)や良い人物がいれば複数名を採用しても良いと考えているような求人の場合は、「未経験者も歓迎します」というような一文を求人情報の中に入れがちです。


しかし応募した側の気持ちとしては、未経験者歓迎と書いてあったのになぜ落とされるんだ!?と考える方もいらっしゃると思います。そしてその理由を先に言うと「応募者の中から相対的に比較した結果」ということになります。企業は採用活動を行う中で求人情報を作成し、転職サイトなどで幅広く告知を行って、応募を広く募ろうとします。これを採用母集団の形成と言います。企業はある程度の応募者が集まった時点で、採用母集団の形成ができた時点で選考を進めていくのが一般的です。そしてこの母集団の中から様々な応募者を比較検討し、採用する人物を決定していく訳です。


このような流れから、未経験者も含めて検討はしてみたものの、経験者の応募が当初予想していたよりも多かった、経験者の中で理想に近い人物に出会えたという場合に、経験者を優先して採用する事が多々あります。当初人事担当者が予想していたよりも経験者の応募が集まり、応募者同士を比較した結果、未経験者が落ちてしまう結果につながるというのがポイントです。


未経験者歓迎。ただし経験者がいればそちらを優先する事もあります


もしあなたが転職活動を行う中で、「未経験者歓迎」という求人情報の一文に出会ったら、以下のように読み解いて、理解しておく方が良いです。企業の人事担当者は必ずしも記載してある通りの内容で人材を選ぶとは限りませんのでご注意ください。


【1】 未経験者も応募は歓迎(必ず未経験者を採用するとは限らないが)
【2】 もし経験者であれば大歓迎(企業としては即戦力の方がもちろん嬉しい)
【3】 企業は応募を募った後に、応募者同士を相対的に比較する
【4】 応募者の中に経験者がいれば、そちらを優先する事も多々ある
【5】 応募者が未経験者ばかりの場合、その中から比較検討するか、一旦リセットも(全て見送り)

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