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転職回数が多いと見る目も厳しくなる?そんな時はどうすべきか

これまでに転職を重ねてきた人であれば、心の隅っこの方で気にはなっているのが自分の転職回数。もし次に転職することになったとしたら、企業の採用担当者は自分の転職回数をどんな風に評価するのだろう? 今回はそんな不安を感じている方に、読んで頂きたいと思います。

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採用担当者も、応募者の「転職回数」はかなり気にしている


企業の人事担当者は日々の採用活動を行う中で、様々な人材の経歴を見ています。特に書類選考の段階では、履歴書と職務経歴書の内容をもとにして、選考を進めています。そしてその書類選考において見ている内容の1つが、応募者のこれまでの勤務先の変遷、つまり転職回数につながる部分です。この人物はこれまでにどんな企業で働き、なぜその企業を退職して、次の転職先へ移ったのだろうか?その次の転職先からまた次の転職先へと移った理由は何なのだろうか?応募書類からそんな事を想像しています。


転職回数に対する見方、考え方は応募する業種、職種、企業によって異なってきます。厳しい企業の場合は、転職回数が何回以上の人はよっぽど他に何かのカバーできる力を持っていない限りは採用しないという企業もあったりします(一部例:大手製造業や老舗企業など)。一方である程度、事情や状況に合わせて転職回数の部分を柔軟に検討、判断する企業もあります(一部例:ITベンチャーなど)。ちょっと転職回数は多いけれど、我が社の戦力になってくれそうであればというような感じですね。


企業としても転職回数の部分はデリケートに見ています。やはり中途採用する人材は、長く勤務してもらいたい、そんな気持ちを持っているからです。それが故に、転職回数が世間一般の感覚よりも多いと思われる応募者に対しては、仮に求める経験やスキルを持っている応募者だったとしても、採用を懸念する、選考段階で迷うことも多くなります。その結果、面接へと進めてみるのか、書類選考の段階で難しいと判断するのか、企業の採用方針や採用担当者の考え方などによって、その対応は分かれていきます。


過去の職歴はひっくり返せない。最後は信頼してもらうための気遣い、行動がカギ


応募する側としては、過去の職歴をひっくり返すことはできないので、転職回数は多いけれど、これなら、というプラスアルファの部分を伝え、わかってもらえるかがポイント。もし書類選考の段階であれば、「志望動機」や「応募理由」と言われる部分できちんと伝えて、アピールすることになります。この時に気をつけたいのは「とにかく熱意がある」という内容だけで終始してはあまり効果がないということ。前職でもこんな感じでアピールして入社したのだろうなぁ。と思われるだけかもしれません。まずは自分自身でも転職回数の多さは気づいており、そこについては自分でも良い事とは思っていない。という考え、スタンスから伝え始めることが大切だと思います。


例えばですが、結果的に転職回数は増えてしまったが、こんな事情があったためだった、もしくはここの部分だけはブレることなく、一貫性を持って転職をしているなどの説明を添えることです。注意したいのは転職を重ねたことに対して、何も考えていないのではないか?という疑問を持たれないように、自分でもそこには気づいている、そしてこんな風に考えているということを相手にわかりやすい伝え方で、誠実さを持って伝えることだと思います。それらをきちんと伝えた上で、今回の応募に対する熱意をアピールしていく、そんな流れが必要だと思います。


過去の職歴をひっくり返せない分、正面からきちんと自分という人間の考え方、人柄をわかってもらえるかどうか、自分の行いに対して、大人としての責任感を持っていると相手に思ってもらえるかどうか、最後は相手から信頼感が得られるかが選考結果のカギになってきます。もちろん応募する企業の中には、ドライに書類選考で落とされてしまう企業もあったりするでしょう。しかし、ご縁がない企業については、ずっと気にして引きずっても仕方ありません。自分自身に共感してもらえる企業、担当者と出会うために、粘り強く情報を収集し、チャンスを生み出すための応募を行っていく姿勢が大切になると思います。

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