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シニア層、中高年層の力が活きる転職支援の1つ、顧問紹介とは?

40代から50代以降のシニア層、中高年層の転職活動は意外と苦労するもの。自分自身が納得できる求人企業が見つからなかったり、転職したい先があっても年齢などの点から採用されなかったりするのも現実です。今回は静かに拡大してきているシニア層、中高年層の力が活かせる転職の手段、「顧問紹介」について解説していきたいと思います。

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人材ビジネス各社が行っている「顧問紹介」って何なの?


近年、人材ビジネス各社は転職支援サービスとは別に、顧問紹介というサービスを行っています。具体的には上場企業などで役員や管理職を経験した人材を、企業の「顧問」という形で契約をして、働いてもらうというもの。人材ビジネス各社の顧客企業の中には、豊富な経験値を持つシニア層、中高年層の力を借りて、経営力のレベルアップや現場のボトムアップにつなげたいと言う声も多く、通常の転職支援サービスとは別に、こういった顧問紹介というサービスを行うようになっています。


転職支援と顧問紹介の大きな違いは雇用契約の点にあります。転職支援の場合は企業の正社員として転職するのが基本ですが、顧問紹介の場合は、その名の通り顧問契約を締結する形となります。顧問契約の場合はあらかじめ企業側の抱える課題やミッションがはっきりとしている事が多く、その課題を解決するために、ミッションを遂行するために顧問契約を結ぶ流れとなります。このため、具体的な契約期間や勤務体系、待遇条件などは個別に検討、決定されるもので、それらを経てから顧問として企業で働き始めることになります。


正社員という枠にこだわらず、自分の得意分野を活かして働くのが顧問


シニア層、中高年層の場合、正社員としての形にこだわった転職を目指そうとすると、意外に条件が厳しかったり、自分自身でも妥協をせざるを得ない時があると思います。一方で顧問という働き方の場合は、1回あたりの契約期間が半年から2年程度までという期限付きになることが多いものの、無理をせずに自分らしく、自身の得意分野を活かした働き方ができるというのが魅力になっています。企業側も得意分野に対して力を発揮してもらいたいと期待しているので、双方にとって気持ちよく働けるというのが良い点です。


もし、あと数年程度働けばリタイアを考える年になる、前職で培ったキャリアを評価してくれる企業で働きたいと思う方であれば、転職支援とは別に顧問紹介というサービスを利用してみるのも良いと思います。近年は人材ビジネス大手のパソナグループが運営する「パソナ顧問ネットワーク」やマイナビが運営する「マイナビ顧問紹介」、インテリジェンスが運営する「i-common」などのサービスもあります。

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