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転職祝い金がもらえますの仕組みの裏側とは?

近年、一部の転職サイトで「転職祝い金がもらえます」と書いてあるのを見た事がある方もいると思います。もちろん転職活動する側の立場とすれば、転職活動には地味にお金がかかるので嬉しい限りなのかもしれませんが、なぜこんな事ができるんだろう?どんな仕組みなんだろう?と思った事はありませんか?今回は転職祝い金がもらえる仕組みの裏側について、解説していきたいと思います。

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転職祝い金がもらえる裏側の仕組み、その理由


近年、「ジョブセンスリンク」という総合転職サイトをはじめ、看護師や薬剤師、医師などの転職を支援するメディカル職種系の転職サイトなどでは、「(採用が決まると)転職祝い金がもらえます」と書いてある事があります。これらの転職サイトの基本的な仕組みは以下のようになっています。


【1】 転職サイト事業から得た収益の一部を応募者(採用が決まった人)に還元する仕組み
【2】 もともと、還元するためのコストを織り込んで採用する側の企業と契約を結んでいる
【3】 採用企業側が直接採用者に支払うものではなく、転職サイト側が自らの判断で支払うもの
【4】 転職祝い金は採用が決まった(入社が確定した)段階で転職サイト側から支払われるもの
【5】 採用が決まった(入社した)後、入社した本人から転職サイト側に祝い金の申請が必要


転職祝い金とはこのような仕組み、構造の上で成り立っているものになります。転職サイト側は、具体的に売上があがった段階で入社した本人に還元すればよく、逆を言うと採用が決まって、尚且つ本人が入社をしない限りは、また本人から転職祝い金の申請がない限りは、転職祝い金の支払いは発生しないというのがポイントになります。尚、転職祝い金の支払い条件は転職サイトごとに若干異なる場合もありますので、注意が必要です。(例:入社して1ヶ月継続勤務した段階で、支払い対象とする転職サイトもあったりする)


一定の宣伝・集客効果があり、転職した本人が申請を忘れてしまうことも


一部の転職サイトがこういった転職祝い金制度を導入している背景には、この仕組みを転職者にアピールすることで、一定の宣伝・集客効果があると考えているためです。たくさんの転職サイトがある中で、どうせ転職するなら祝い金がもらえる転職サイトを利用して転職した方がいいな。と考える人が多いだろうと想像して、このような仕組みを設定していたりします。アルバイト情報サイト「ジョブセンス」や正社員転職情報サイト「ジョブセンスリンク」を運営するリブセンス社などはこういった点に着目して祝い金制度を設計、転職希望者を集客する原動力として活用、今に至っているわけです。


またこれは少し余談にはなりますが、転職祝い金制度は、転職した当人がその申請を忘れてしまうという事も結構あったりします。入社が決定した後や、入社して一定期間が経った時点で、転職サイト側に申請するという仕組みになっているため、当人が転職活動を進めていくうちに忘れてしまうことも多くある訳です。そうなった場合、転職サイト側はもともと祝い金を織り込んだビジネスモデル、仕組みを構築していますが、当人からの申請がない場合は、祝い金の支払いが発生しないで済むということにもなります。このような裏側の仕組みや事情から、近年「転職祝い金」をアピールする転職サイトが増えている訳です。

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