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転職支援と再就職支援はサービスもビジネスモデルも異なる

近年、ビジネスパーソンの多くの方が耳にした事のある言葉が「転職支援」。こちらはつまり転職支援会社であり、転職エージェントや人材紹介会社とも呼ばれます。一方、一部で言われている「再就職支援」という言葉をご存知ですか?今回は転職支援と再就職支援の違いについて、解説していきたいと思います。

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転職支援と再就職支援は、サービスもビジネスモデルも異なる


多くのビジネスパーソンの方が、社内の同僚や先輩後輩、友人の転職に関連して耳にした事があるかもしれないのが、「転職支援会社(転職エージェント)」という言葉。人材紹介会社とも呼ばれたりもしますが、こちらは転職支援サービスというものを提供しています。具体的には転職支援会社に登録すると、自分の今後のキャリアに関する相談ができたり、転職先を検討するにあたっての求人情報を紹介してくれたりします。こちらは主に20代から40代くらいまでの転職希望者の方が利用しているサービスとなっており、転職先が無事に決定した場合には、転職支援会社側(転職エージェント)は採用した企業側から採用手数料(成果報酬)をもらう形で運営されています。


一方で「再就職支援」というサービスを提供している再就職支援会社というものは、転職支援会社とはまた異なる形で運営されています。自分のキャリアに関する相談ができたり、求人情報を紹介してくれたりするのは同じなのですが、こちらは一般の転職希望者が自ら個別に登録するタイプのものではなく、リストラなどを検討している企業側の依頼を受けて提供されるサービスとなっています。具体的には、人員削減や組織構成の見直しなどを進めたい企業が、再就職支援会社側にお金を払って依頼をし、人員削減の対象となった人や、希望退職への申込みがあった人の次の再就職先を探し、斡旋をするサービスとなっています。再就職支援会社のミッションは、企業から依頼を受けた人材の再就職先を一人でも多く確保することであり、その達成度合いに応じて依頼企業から手数料を受け取っていたりもします。尚、再就職支援はリストラをする依頼企業側から手数料をもらっているため、次にその人たちを雇用する企業は無料で人材を採用できる仕組みとなっています。


パソナキャリアのように、転職支援と再就職支援の双方を手がける会社も


上記のように、転職支援サービスと再就職支援サービスでは、サービスもビジネスモデルも全く異なっています。転職支援はいわば、個々の転職希望者の転職先を斡旋する、企業の求める即戦力の人材採用を支援するという事に主眼を置いていますが、再就職支援の方はリストラを進める企業を対象として、企業の依頼を受けてから、決められた人たちの次の再就職先を確保する支援をすることに主眼を置いています。


尚、人材ビジネスの業界の中では、転職支援と再就職支援は別物として分けられています。ほとんどの場合、転職支援専門の会社(または事業部)と、再就職支援専門の会社(または事業部)というように別れており、それぞれのサービスで専任の社員が動いており、別々のサービスとして企業側にも転職希望者側にも提供されています。


ちなみに大手人材ビジネスのパソナグループの場合は、転職支援サービスと再就職支援サービスを、パソナキャリアという1つの名前、会社で運営しています。パソナキャリアと言えば、転職支援会社(転職エージェント)の大手の一角として知られていますが、転職支援サービスとは異なる社内の別事業として、再就職支援サービスも手がけていたりします。パソナキャリアの場合、転職支援サービスについてはリクルートエージェントやdoda、JACリクルートメントなどと並ぶ大手の一角という状態ですが、再就職支援サービスについては実は人材ビジネス業界の中でも業界No1のポジションを確立していたりします。


【参考】パソナキャリアを利用した人たちの口コミ評価も知る事ができる


本サイト内では、パソナキャリアを利用した経験を持つ人たちの口コミ評価も知ることができます。1点だけ注意したいのは、以下はパソナキャリアの転職支援サービスを利用した人たちの口コミ評価であるということ。再就職支援サービスについては扱っていませんのでご注意ください。

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