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番組制作の世界を志すなら、最低限やっておいてほしいこと

「テレビが大好きだから、いつかは番組制作の仕事がしたい」。こんな想いを持った学生さん、もしくは社会人の皆さん!日々の下積みを乗り越えて、本当に業界を目指したい気持ちはありますか?良い番組を作るために、苦労を厭わない気持ちはありますか?今回はテレビ番組の制作者を目指すなら、最低限これくらいはやっておいてほしいこと。と題して、実際に番組制作に携わっていた経験を持つ筆者が、自分の視点で解説していきたいと思います。

番組制作の世界を志すなら、最低限やっておいてほしいこと


【1】当然ながら、多種多様なジャンルのテレビ、ラジオ番組に触れるべし


テレビ番組制作の世界を目指すのであれば、日頃から様々なジャンルの番組に触れておくべきです。もし実際に働くことになったら、自分がどんな番組に携わるか分かりませんし、常に色んな情報を得ておくことで、自分自身の教養力や自分の中のアイディアの引き出しも広がるから。ドラマ・ニュース・ドキュメンタリー・バラエティ・子供向け番組・料理コーナー・早朝ラジオ・深夜ラジオなどなど、一般の人とは比較にならないくらい、メディア漬けの日々を過ごすことが、番組制作者になるための第一歩です。


【2】テレビ番組などを見ながら、「感想ノート」を付けるべし


毎日ボ~っと、テレビを見てませんか?まさに「視聴者目線」というやつですね。今日からすぐ、その目線をチェンジしたいところです。番組制作の世界を目指すということは、あなた自身がテレビ番組を作る「制作者」になるということ。「その番組はどうやったらもっと面白くなる?」「具体的にどこがダメ?」「お金かかりすぎない?」。ただただ、ボ~っとテレビを見るのでなく、番組の感想や改善案をとにかくたくさん、ノートに記録しておくくらいの気持ち、愛情は持っておいた方がいいです。


一見地味にも見えるこの方法、実は自分がテレビ番組のディレクター時代に毎日欠かさずやっていたことです。ノートに書いた後、振り返って読んでみると、改めて客観的にその番組のことを捉えることが出来ます。そして自分がディレクターとして携わっている番組を作っていく際にも、アイディアノートとして重宝しました。仮に自分が携わっている番組のジャンルは違っていたとしても、使えそうなアイディアを探すのによく利用しましたよ。


【3】「頭の中、覗かせてよ!」と言われる人間になろう


「一般的にはこうでしょ?」というような、フツーの、なんのひねりもない思考から、早く脱出できた方がいいです。テレビ番組を制作するつもりなら、今まで他の人が考えてこなかったような目新しい視点を、そして目新しい情報を、それらを「価値」として提供していくのが役割なので、視聴者にとってフツー、当たり前な情報を提供しても、全く満足してもらうことは出来ません。


ちなみに番組制作に携わる人にとっての最高の褒め言葉は、「○○さんの頭の中、覗いてみたい!」と言われるようになることだったりします。以前、私自身もこの一言を言われた時は、不思議と嬉しい気持ちになりました。一般の人では考えもつかないようなことを、ポンポンと生み出す創造力が、この仕事には必要だったりするのです。


【4】自分だったらどうする?が合言葉


番組制作の立場なら、常に作り手の目線でメディアに触れていなくてはいけません。番組を見ている途中でも、「自分だったらどうする?」と常に考えることが大切。自分だったら、こういうコーナーを作ろう、自分の番組だったらこんなキャストを起用するなど、常に自分が作り手側の心理になって考えてみることが、将来の仕事のための蓄積になり、夢への近道に繋がります。


もしあなたがテレビ番組制作の世界を志望するのであれば、今回のような心構えは最低限覚えておきたい、実践していてほしい内容だと思います。毎日真剣に、コツコツと積み重ねた「作り手としての意識」は、番組制作の仕事に近づける、業界の中で自分の力が発揮できるようになるための一歩になるでしょう。


(寄稿者:ゆりぽんさん)

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