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【入社1・3・5年】この時期の転職で考えておきたいこと

初めての転職というのは誰でも不安なもの。新卒で入社した会社であっても、5年ほど経過すると同期のメンバーが転職したり、中途採用組が活躍したりもしてきします。入社当初の状況、環境が変化すると、誰でも今のままで良いのだろうか?と考えがち。特に30代を目前にすると、20代の自分を振り返るだけでなく、人生の次のステップとしての転職について、本気で考え始める時期になります。そこで今回は入社1年目、3年目、5年目という節目の時期に考えておきたいことについて、ご紹介したいと思います。

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入社1年目


入社1年目、まず味わうのは理想とのギャップや挫折感。学生生活のリズムから急に、社会人のリズムへと変化する時期です。会社内では最年少、仕事の知識、経験、実績のすべてがない状態から始まります。自分の無力さに自信を失い、このままずっとこの組織で下積みを続けていくのだろうか?と思いつめてしまうことも。そのため、入社1年目で味わったギャップや挫折感から、あっさりと転職してしまう人も出てきます。


しかし、入社1年目での転職は決してお勧めできるものではありません。一旦転職することを考えないように、自分を信じて前へ前へと進んでいく意識も大切です。ここで重要なのは、絶対に転職してはいけないということではなく、敢えて苦境を乗り切る経験を積んでおくのも大切ということです。心身に異常をきたしてしまうほどの辛さであれば、転職もやむを得ないでしょうが、そうでなければ他の方法で対処して乗り切る力を身につけることも大切です。


ここで自分のモヤモヤした気持ちや不安などがあれば、親しい仲間に悩み、不安、今後の考えについて聞いてもらうのも良いでしょう。親や兄弟、友人や先輩などのうち、社会人生活が長い人にアドバイスしてもらうのもお勧め。人に悩みや不安を聞いてもらうと、やはり精神的には随分と楽になるものです。会社を辞める、転職することありきではなく、今自分が積んでおくべき経験、身につけておくべき力は何かを考えつつも、前へと進んでいきましょう。


入社3年目以降


入社して3年が経過すると、仕事や会社生活にも随分と慣れてきます。「石の上にも3年」とは言いますが、辛いと感じていた社会人生活にもあまり苦痛を感じなくなる時期です。しかし、3年かけても今の仕事が好きになれないという場合には、我慢ができずに転職を考えるのもこの時期だったりします。どうしても今の仕事に我慢ができなければ、転職を検討するというのも仕方のないこと。ただし、ここで加えて考えておきたいもう1つの選択肢としては「社内転職」。つまり、会社を辞めるのではなく、部署の異動を会社に願い出てみるというもの。自分の将来を見据え、自分の進みたい道へと進むという意味では、業種や職種、企業をまたいだ転職だけでなく、社内転職という道も将来を切り開くための選択肢の1つとなるのです。


入社5年目以降


入社して5年目以降になると、社内におけるポジションもそれなりになりに責任ある立場となっている事が多いです。この時期になってくると、同期入社組と昇進昇格という面でも差がつき始めているかもしれません。一方、自分の会社の外へ目を向けてみると、20代後半というのは転職市場において最も転職の引き合いが多い年齢帯でもあります。いわゆる転職適齢期となってきていますので、ビジネスパーソンにとっては人生の中でも大事な時期に入ってきます。


ここで転職するという選択肢があっても良いのですが、その結論に至る前にまずは焦らず、社内外の人脈を作ることから始めてみるのもまた、選択肢の1つとしては良いでしょう。自分の働く業界や職種とは異なる人たちとの交流の場に参加してみるのも良いでしょう。転職をするかどうかは別にして、社内外の人間と交流を持つことはビジネスパーソンとしての財産の1つにもなるはずです。


最後にまとめ


「転職」というものは現状を脱出するために行うものではなく、「自分がなりたい姿」に近づくための手段の1つです。転職すれば何かが変わるというものではなく、なりたい姿に近づくための計画、道のり、ギャップを埋めていくためのもの。つまり、今の自分の生き方の延長線上に存在するもの、通過点の1つなのです。ギャンブル的な転職は、成功すれば満足感も大きいですが、失敗した時も自分で責任を負わなければなりません。自分の将来にとって今、転職という手段を利用すべきなのだろうか?自分自身の経験や実績、将来への希望をまっすぐに見据えて、真正面から真剣に向き合いながら、慎重に決断することを敢えてお勧めしたいと思います。

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