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日本人材紹介事業協会とは?

転職エージェントは人材ビジネス、そして転職支援ビジネスに関わる業界全体の健全な発展、専門スキル向上などを目的として、業界団体、会員組織を運営しています。ここでは日本人材紹介事業協会について、その具体的な取り組みなどについて解説していきたいと思います。

様々な人材紹介会社のキャリアアドバイザーたち


運営の歴史と加盟状況について


「日本人材紹介事業協会」は一般社団法人であり、厚生労働大臣の許認可を受けて転職支援サービスを行なっている転職エージェント事業者の団体組織です。そのルーツは1970年までさかのぼり、各転職エージェントが企業の枠を越えた懇談会を行った事からスタートしたと言われる組織です。当初は規制緩和を求める業界団体としての色合いが強かったものの、現在はそれらを超えて業界全体の健全な発展や、専門性向上、倫理向上などを目的に運営されるようになっています。

当初9社の懇談会からスタートし、その後会員組織化され、現在では全国の多くの転職エージェントが加盟する組織となっています。各転職エージェントは、日本人材紹介事業協会の運営目的や取り組みに賛同し、入会金や年間の会員費を支払って加盟している状況です。


具体的な取り組みについて


日本人材紹介事業協会は転職エージェント全体の健全な発展、そして専門性向上や倫理の向上という目的のもと、「業界全体が知っておくべき、または必要とされるであろう情報の提供」や「転職エージェント各社への教育研修、講習機会の提供」というような取り組みを主に行なっている状況です。

「情報提供」という面では業界全体に対して正しい情報の発信を行う事により、知らなかった、または間違った形で理解しているために起こるかもしれない業務上のトラブルを早い段階で防止する事が求められます。そして転職希望者の方、中途採用の依頼を行う各企業から信頼を維持し、高めていくためにも行われています。

「転職エージェント各社への教育研修、講習機会の提供」という面では、転職支援ビジネスにこれから参入する予定、または現在既に運営されている転職エージェントに対してしっかりと基礎知識を身につけてもらう、健全なサービス提供が行える人材を早期に育成する、法令で義務付けられている講習の運営を行うなどの取り組みを行なっています。

各転職エージェントはもちろん個々に自らの組織力、サービス提供力、倫理を高めるための取り組みを推進しているものの、このような業界共通の会員組織を日々の業務から切り離して運営をしていくことで、業界全体の発展に加え、転職希望者の方に一層役立つサービスとなるように歩みを重ねているのです。

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