【退職の引き止めにあったら】後悔しないために再考すべき10+8のポイント
転職活動の結果、それなりの会社から内定がもらえた。そして現在の勤務先の会社に退職の意向を伝えてみたところ、思わぬ退職の引き止めが。世の中優秀な人であればあるほど引き止めの力も強くなっていくものです。もし会社側から必死の引き止めがあれば、あなた自身にも転職の迷いが出るかもしれません。そこで今回は、会社から退職の引き止めがあって迷いが出た時に、どのようにすれば後悔せずに判断することができるのか?について解説していきたいと思います。
【1】もし転職に迷いが出たら。自分自身に問いかけるべき10の質問
内定をもらった会社からは期待もされているし、そこで働く人々にも魅力がありそう。でも、現在の勤務先の上司や同僚たちにも思い入れがある。もちろん今の勤務先にそのまま残ったとしても、順調に出世が叶う可能性だってある。もしあなたがそんな状況に陥ってしまった時、将来を後悔しないためにここで何を再考するべきでしょうか?
もし転職することに迷いが出たら、今目の前で起こっている状況は一旦置いておき、改めて基本に立ち戻ってみることが何より重要です。具体的には以下の10の質問を自分自身に投げかけてみて、じっくりと再考してみるようにしてみましょう。ちなみに再考する際は、頭の中でなんとなく思いを巡らすだけではうまく整理ができません。面倒くさがらずにしっかりと書き出してみて(アウトプット)、客観的に整理、俯瞰して眺めてみる事が解決の一助にもつながります。
(1) そもそもなぜ転職活動を始めようと思ったのか?
(2) 転職活動当初は何が不満だったのか?
(3) 転職活動当初は転職という手段で何を実現したいと思っていたのか?
(4) 転職を思ったきっかけ、理由は既に解決したか?未だに解決していないか?
(5) 仕事内容、昇進昇格、給与待遇、働く時間、自分にとってはどの順で大切なのか?
(6) 転職することで失うものは何か?得られるものは何か?
(7) 現在の勤務先に残ることで失うものは何か?得られるものは何か?
(8) 3年、5年、10年のスパンで見たらどちらが正しいと思えるのか?
(9) 自分はなんとなく楽な方向へ逃げようとしていないか?
(10) 新しい環境で働くとしたら、自分は何を目標に働くつもりなのか?
【2】ダメだ!自分一人では決めきれない・・・と思ったら
自分なりに再考はしてみたものの、やはり迷いは断ち切れない。もしそんな状態から抜け出せないとしたら、最後の最後は自分以外の人たちにも協力をしてもらい、問題解決を図っていく方法を取る必要も出てくるでしょう。具体的には以下の8つの方法で徐々に転職に対する迷いを断ち切り、自分なりの判断、決断を進めていくのが良いでしょう。
(1) 現在の勤務先の上司、役員などと面談の機会を設けてもらう
(2) 内定をもらった会社の上司(予定)、役員などと面談の機会を設けてもらう
(3) 家族に相談をする
(4) 信頼できる仲間や友人からの意見、アドバイスを得る
(5) 転職した経験を持つ先輩や友人などからの意見、アドバイスを得る
(6) 利害関係のない第3者からの意見、アドバイスを得る
(7) 1日休暇を取得して、雑音のない場所に行って、落ち着いて静かに考える
(8) 朝起きて、寝る前、お酒を飲んだ時など、シーンを変えながらどちらが良いか考える
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