本当に後悔しない?大手企業からベンチャー企業に転職する人はココに気をつけて!
大手企業の中で歯車のように働いて一生を終えたくない。そんな気持ちから新天地として敢えてベンチャー企業、スタートアップ企業を選ぼうとしているあなた。本当に後悔しませんか?今回は大手企業からベンチャー企業へ転職する人のために、敢えて気をつけるべき点をピックアップしてご紹介していきます。
ベンチャー企業で働くなら、自分で考える、なんとかする、すっぱり諦めるが基本
大手企業の中で長らく働いていると、その企業の仕事のやり方が普通、当たり前のように思えてきます。ある意味慣れ親しんだとも言える職場の環境から、ベンチャー企業、スタートアップ企業へと転職する場合は、なければ自分でなんとかする、もしくは本当に必要なもの以外は敢えてすっぱり諦める、捨てるといった力、意志がとても重要になります。
ここでは、大手企業からベンチャー企業へ転職しようとしている人のために、以下のような具体例を挙げながら、ベンチャー企業の環境をご紹介していきたいと思います。
【例1】事務や業務のアシスタントがいない
毎月の交通費の精算、文書をコピーして配布できる状態にしておいてほしい、ちょっと情報を調べておいてほしい、代わりに取引先に連絡を入れておいてほしい。大手企業であれば、部署内に事務や業務に関するアシスタントがいるケースもありますが、ベンチャー企業や立ち上げたばかりのスタートアップ企業などで働くと、そういった人は(ほぼ)いません。
交通費精算は自分でやる、作業が面倒なら効率の良いツールを見つけて省力化を考える、文書配布が面倒なら敢えてペーパーレスのやり方を考えるなどなど、自分自身で作業をする、その作業の時間がもったいないのであれば、創意工夫して方法を変えるなどの柔軟性も必要になります。
【例2】経営の意思決定スピードが早く、実行も早い
大手企業で働いていると、まずは何らかの申請を行なったり、承認を得てから行動するのが当たり前。上長や経営クラスの判断をもらうには数日から、大きな案件であれば数週間を要することもあるでしょう。しかし、ベンチャー企業の場合は、自分のすぐ近くの場所に社長の席があるのが当たり前。相談や申請、承認を得るためにいちいち書類を準備したりする暇があれば、その場で相談してほしい。そんな環境です。
さらにベンチャー企業の場合は、やると決めた事に対する実行スピードが非常に早くなります。今日決断したことは良いアイディアかもしれない、じゃあ早速今日のうちに試してみよう!そんな話になる事も多々あります。
【例3】労働時間、休日休暇。時間と仕事のバランスも考え方も違う
大手企業の中には、勤務時間が朝9時から18時までと決まっていたり、昼食を取る時間帯が決まっていたりする事もあるかもしれません。ノー残業デーがあったり、強制的に残業を抑えて帰宅させられる、代休や誕生日休暇といった休暇もあるかもしれません。
しかし、ベンチャー企業に転職するとそれらは一気に変わります。ベンチャー企業は少人数で高い収益や生産性を実現しなければ、経営を維持していく事ができません。ベンチャーキャピタルなどから数億単位で資金調達できているスタートアップ企業であれば、目先のお金に困ることもないでしょうが、自己資本で経営を行うベンチャー企業であれば、厳密な労働時間や休日休暇を正直なところ気にしている暇はありません。もちろん労働基準法に違反するのはよくないですが、実情に即した働き方が求められるのは間違いないでしょう。
【例4】仕事の指示を待つはNG。やってみませんか?やってみましたが基本
大手企業で1つの仕事を分業しながら行なっていた人などの場合、周囲との連携を取りながら、作業の進捗を待って仕事を行う、上長からの指示を待って仕事を行うといった事もあったかもしれません。しかし、ベンチャー企業で働くのならば、確認や指示を待ってから仕事を始めるという事に重きを置き過ぎると、思うように仕事は進みませんし、周囲を困らせることにもなりかねません。
何事に対しても上司の指示を仰ぐというスタイルよりも、自ら問題点や課題を見つけ、その解決案やアプローチ方法を考え、上司をはじめとした周囲に提案していく、一緒にやりませんか?と声をかけて仲間を巻き込んでいくというのが基本です。やり方に拘り過ぎず、最終的に得られる成果に対して重きを置き、複数の実現方法の中から効率を考えて、どんどん物事を進めていく、そんな姿勢が重要になります。
【例5】朝令暮改に慣れないと、ある意味やっていけない
上場している大手企業などであれば、短期、中期、長期の経営計画が策定してあり、それらを実行するための計画案まで準備してから組織が動いています。しかし、ベンチャー企業の場合、中期や長期の経営計画まで策定しているのは稀です。資金調達のためにそういった計画書を作成することはあるものの、ベンチャー企業経営者の情熱や想いが、ある意味経営計画の代わりになって組織が動いている。そういった企業もあったりします。
ベンチャー企業では、成果が出なければやり方を変えるといった事も頻繁に起こります。常に新しい方法を模索したり、実現手段を追求したりするため、朝令暮改もネガティブな要素ではありません。社長や仲間の朝令暮改にはついていけない。そんな点を気にし始めると、自分自身も段々と動けなくなってしまいます。
【例6】人手が足りない、優秀な人材が不足している、も当たり前
大手企業であれば、人事部という部署が中途採用に関わる業務を一手に引き受けてくれたり、企業の持つブランド力、ネームバリューで優秀なスキルを持った人材が中途入社してくるというようなこともあり得るでしょう。しかし、ベンチャー企業に身を置いて働くと、人手が足りない、リソースが不足する、優秀な人材がなかなか入社してくれないといった問題も当たり前に起こってきます。
ベンチャー企業が中途採用の募集をかけても、優秀な人材はそう簡単には入社してくれません。普通程度のスキルの人材や、経験が薄い人材をいかにうまく活用し、戦力に変えていくか?ベンチャー企業で働くのであれば、そういった発想を持つ事が何より重要になります。
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