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転勤族が解説!転勤先の職場に一刻も早く馴染むコツ7箇条

仕事の転勤で日本全国、津々浦々を回った経験を持つ筆者が、転勤先の職場に一刻も早く馴染む方法をご紹介。初めての転勤で不安、どうやって職場に馴染んていくべきか?と考える人のために、転勤先の職場でまずやるべきこと、転勤先での人間関係の作り方、注意しておいた方が良いポイントなどを7つにまとめて解説していきますよ。

和気あいあいとした職場の雰囲気

【1】まずは着任挨拶の準備から

転勤先が決まり、新天地への赴任を目前にすると、次はどんな職場、どんな人たちなのだろう?と気になりますよね。そして実際に転勤をすると、その初日には「着任の挨拶」が決まり事だったりするものです。まずはここで1つ目のポイント、備えあれば憂いなしという事で、着任日の前日までに、簡単な挨拶内容を考えておくようにしましょう。

<着任挨拶で気をつけたいポイント>

挨拶がダラダラと長くなり過ぎないよう、簡潔に
これまでの職務・職責の説明は手短に
新たな職場での抱負(仮に自分が役職者であっても、謙虚な姿勢と熱意を簡潔に)
自分の趣味や人柄がわかるエピソードを1つ加えてみる

もしあなたが役職者として着任する立場ならば、以下例のように一言アイスブレイクとなる話題、エピソードを加えて挨拶してみるのも良いと思います。

(例)こちらへの赴任が決まり、昨晩は緊張してあまり眠れずにおりましたが、皆さんに無事ご挨拶ができて、ようやくホッと一安心しました。

(例)趣味は酒蔵巡りです。〇〇県にはとても美味しい日本酒が多いと聞きました。ぜひぜひおすすめがありましたらお教えください。

などなど、自分の趣味や人柄が伝わるような一言で、できるだけ周囲から話かけてもらいやすい雰囲気を作り出していくのが重要です。

【2】着任した職場でまずやるべきこと

転勤初日、職場の人たちは関心が薄いように見えたとしても、実はどんな人なのだろう?と案外気にしているものなんです。そんなタイミングだからこそ「第一印象」は大切です。一人一人への挨拶が終わったら、以下の作業に着手しましょう。

<着任の挨拶が終わったらやるべきこと>

組織構成、職場概要の把握

特に本社から支店への転勤、出向の場合、組織構造や各部署の役割が異なるケースも多いため。

周囲の人の顔と名前を覚えること

コミュニケーションを取るには周囲を知らなければなりません。最初に「座席表」などを手に入れましょう。ちなみに2枚あると便利ですよ。1枚はデスクに、もう1枚は全員の顔と名前が一致するまで、小さくコピーし、手帳に挟んで持ちあるくのも良いでしょう。加えて「コピー機の使い方」や「メール受信の設定(メールの署名欄も!)」「新たな職場での電話の取り方(職場名の言い間違いには注意!)」なども習得しましょう。1つ1つの事は地味なのですが、周囲に何度も同じ事を聞かなくても良いように、早めに済ませておく方が良いのです。

【3】周囲に馴染むために自分が注意すべきこと

転勤先の職場にいち早く馴染むためには注意すべき点もあります。初日から悪い印象を持たれてしまわないよう、以下には注意しておきましょう。

<周囲に馴染むために自分が注意すべきこと>

以前の職場との比較話をしない
いきなり自己主張をしすぎない
ご当地、ローカルな話題にも興味を示す
無理のない会話のきっかけ作り

転勤先の職場は本社や支店とカルチャーが異なっていたり、仕事の進め方などの点でも、目につく事はあるかもしれません。しかし、まずはその職場の状況を見定めることが何よりも大切です。筆者自身もよかれと思って提案した内容ついて、「新参者のくせに・・・」と影で言われた苦い経験があります。

転勤先にはそれぞれ、その地域、職場のやり方があります。まずは周囲との信頼関係を構築した上で、改善提案を進めていくのがベターです。また特に地方の場合、その土地の文化や風土にも興味を示したり、会話のきっかけづくりを自ら進めていくのが良いでしょう。(筆者の上司だった人は、転勤先で自ら星占いの特技を披露し、女性社員から見た印象作りをうまく進めた人もいますので(笑))

【4】うまく褒めて、良好な人間関係を構築すべし

転勤先の職場、その居心地を左右するのは「人間関係」です。もちろん、仕事を円滑に進めるにも周囲の協力や連携が必須なので、人間関係作りをできるだけ早く、スムーズに進めていくのは大切なポイントになります。

最初はまず笑顔で挨拶
相手をうまく褒める
相手の興味関心に対して自分も興味を示す
必要以上に相手からの反応を気にしすぎない

上記の中でも「褒める」ことはかなり有効です。「〇〇さん、お気遣い頂きありがとう。や、わかりやすい説明をして下さったから理解が進みました。」など、お礼の言葉にプラスで一言加えるのが効果的です。また、人によっては話しかけても素っ気ない態度だったり、挨拶しても(ほぼ)無視されたりなんてこともあるかもしれません。そんな時は一種の「鈍感力」も大切です。あまり深く考えずに、挨拶を返してくれない時は、「あ、聞こえなかったのかもしれないな~」と、自分の中で軽く流してしまう鈍感力も必要です。相手もあなたが話かけてくるタイミングに慣れていなくて、本当に聞こえていないという時もありますので。

【5】転勤先の職場で見極めたいこと、気をつけたいこと

キーパーソン
苦手な人
人の噂話はしない
人によって態度を変えない
肯定的な言葉で返す(ラベリング理論)
周囲に協力する (返報性の原理)

仕事を進める上でも、人間関係を構築する上でも、まず重要な作業が「キーパーソンを見つけること」です。どの人を介すると話が進みやすいのか?決裁権限者は誰か?社内の事情に明るく信頼できる人は誰か?これらに関するキーパーソンを見つけておくと、仕事も進めやすく、周囲との関係も築きやすくなります。

また、自分が苦手と思ってしまう人にほど、お礼を伝えるとよいでしょう。人はお礼を言われたり、頼られたりすると悪い気はしないものです。「〇〇さんは面倒見が良い方ですね。」などと肯定的な言葉で返すと、相手はそれに近づいた態度や行動を取るという理論もあったりします。

さらに転勤先の職場には、人の噂話が好きなタイプの人もいるかもしれません。最初から不用意な発言をする事は控え、人の噂話には首を突っ込まない、噂話を聞いたとしてもすぐに真に受けないなどの注意は必要です。悪い噂話ほど、広がるのも早いので、振る舞いや発言には注意するようにしましょう。

【6】転勤先の土地を楽しむべし

見知らぬ土地で慣れない生活を送るのは大変ですよね・・・。ですが、転勤経験が豊富な筆者の場合は、常に転勤先の土地を楽しむように心がけていました。転勤には新たな出会いや発見が沢山ありますよ。

転勤先の土地で行きつけのお店を見つける

その土地の美味しいものを食べる。その土地のお店に通って様々な話をしているうちに、店主やおかみさんとの関係も深くなっていきます。転勤先の土地で心許せる相手を作っていくことは大切なポイントです。

その土地ならではの事柄に親しむ

地方に住んでみると様々な発見があります。その土地の祭りや行事などに参加してみると、様々な文化を知り、人との出会いがあり、新しい発見もあります。副産物として人的ネットワークが広がり、思わぬところでビジネスの助けになった経験も過去にありました。特に地方の場合は、人脈が仕事を成功させる重要なファクターになる事もあり、人間関係の重要性を強く感じました。

【7】最後に。何事も無理のし過ぎは禁物

実は転勤族にとってはこれも重要なポイントです。転勤に前向きな考えを持つ筆者の場合でも、転勤先に赴任した途端、風邪を引いてしまうこともありました。その土地の風土や気候の影響だけでなく、気づかぬうちにプチストレスを感じていたのかも知れません。何か困ったことがあれば、同じように転勤した経験のある同僚や同期に、相談してみることも一つの手ですよ。同じ体験をした人の方が、気持ちを理解してくれますし、馴染むための良いアドバイスがもらえるかもしれません。ポジティブな気持ちで、新しい経験ができることを楽しみ、その土地に親しみ、転勤生活を楽しめると良いですね!

(寄稿者:sakuraさん)

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