リクルートエージェント（静岡）

業界最大手のエージェントなので、取り扱っている求人の種類やエリア、職種の幅は豊富で、一定の網羅性は感じました。また、サポート体制についても一定のパターンがあるようで、蓄積されているプロセスにある程度従って動いていくことで、転職活動の大きな失敗も避けられるように感じました。

一方で、自分自身で情報を取捨選択する能力や意思がないと、希望に沿わない企業や求人に進められてしまう可能性もあるかもしれないと思いました。総じて言えば豊富な求人情報と確立されたサポート体制は一定の魅力だと思いますが、キャリアアドバイザー自体の能力が高いというよりは、会社としての看板、仕組みがしっかりしているという印象でした。

登録を行うと、まずは担当アドバイザーの方とのZoom面談がありました。これまで経験してきた職種、経歴内容を伝え、今後の希望に関して担当アドバイザーの方と方向性の擦り合わせを行うようなイメージでした。

その後はリクルートエージェントのスマホアプリを通じておすすめの求人が届く仕組みでしたが、担当アドバイザーがおすすめする求人と、自動的におすすめされるような求人がある感じでした。

その中からいくつかの企業に応募をすると、書類選考を通過したタイミングで担当アドバイザーから連絡が入り、面接日時を調整したり、当日の面接対策について電話でアドバイスを受けたりしました（ちなみに面接結果の連絡はほとんどメールで届きました）。ただ、結局は応募した企業で内定が貰えなかったため、その後は転職活動自体を中断させてもらいました。

初めての転職活動だったこともあり、わからないことが多い状態で利用しました。初回の面談では私のこれまでの経歴や希望を丁寧にヒアリングしてくれながら、「つまり、こういうことですね」といった感じで話をまとめてくれる場面があり、人の話を聞いて整理することに慣れていて、頭の回転は速い印象を受けました。

ただ、初回の面談ではしっかり時間を取ってもらえたものの、その後はメール中心のやり取りになり、オンラインで対面で話すような機会はそんなになかったです。やはり大手のエージェントだと担当している転職者の人数も多いのか、一人一人に対して割ける時間には限りがあるのかもしれません。

一応、企業の面接を受ける前に対策の電話はあったものの、情報提供を受けるというよりは私からの質問に答えてもらう流れが多かった気がします。もう少し企業ごとの選考に関わる情報が多ければ、もっと信頼感が高まったかもしれません。