転職エージェントの面談、どんな服装で行くのが適切?
転職エージェントのキャリアコンサルタントと面談を行う際、スーツが良いのか、私服でも良いのかと、服装の事が気になる方もいると思います。そこで今回は、転職エージェントの面談へ行く際の適切な服装について、具体例を交えながら詳しく解説していきます。
私服もNGではありません。しかし、気になるならばスーツが無難
一昔前までは、転職エージェントの面談に訪れる人のほとんどはスーツでした。しかし近年はクールビズやビジネスカジュアルの定着、私服勤務の企業の増加などの影響もあり、私服で面談に訪れる人も随分と増えてきています。また、平日の会社帰りで面談に訪れる場合はそのままスーツで、週末の休日を利用して面談に訪れる場合は私服でといった人も多くみられます。
面談時の服装については、転職エージェントのキャリアコンサルタント側も、スーツ、私服、いずれかを指定してくるといった事はまずありません。仮にキャリアコンサルタントに質問した場合でも、基本的にはどちらでも構いませんよ。といった回答が多くなります。ただし、当たり前にスーツを着用している企業の人事担当者と、同じ日に面接を予定しているといった時には別になりますが、転職エージェントでの面談に関しては、私服でもスーツでも特に問題はありません。
【具体例】面談時の服装で望ましいもの、望ましくないもの
とはいえ、実際どのような服装であれば問題はないのか?より詳しく知りたいという方のために、以下に具体的を挙げながら解説していきたいと思います。
【1】仕事着として着用しているいわゆるスーツ
→もちろん問題はありません。普段の仕事の様子もわかり、TPOを気にしているという事も相手に伝わりますので、服装に悩むくらいであればスーツにしておくという事で良いと思います。
【2】夏場によく見られる半袖のワイシャツ
→こちらも全く問題ありません。勤務先がクールビズ対応になっていて、半袖のワイシャツを着用して働いているという職場も多く見られます。特に製造業や商社で働く方は近年多いです。
【3】夏場によく見られる半袖のワイシャツでノーネクタイ
→こちらも特には問題ありません。胸のボタンを開けすぎて、だらしなくなってしまうのは見苦しいものの、ノーネクタイで働く業界(IT・ネット業界など)もあり、特に珍しくはありません。
【4】ビジネスカジュアルな私服
→特に問題ありません。襟付きのシャツにジャケットを羽織るといった人が多いと思います。ただし世の中一般的に、ジーンズやスニーカーはビジネスカジュアルでないと見る人もいるのでご注意ください。
【5】ジーンズとスニーカーにTシャツ
→面談時の印象として望ましくはないでしょう。キャリアコンサルタントにも、TPOを気にしていないタイプの人かもしれないという印象を与えかねません。
【6】夏場の短パンにポロシャツ
→面談時の印象として望ましくはないでしょう。人によっては小奇麗に着こなしている方もいますが、一般的にはTPOに対する配慮が足りていないタイプの人という印象を与えかねません。
【7】女性の場合、パンツとスカート
→女性の場合、パンツが望ましいのか、スカートはNGなのかと気になる方もいるかもしれませんが、あまりに華美すぎるものを除いては、どちらでも構いません。
面談に行く際、その他に避けた方が良いことは?
服装以外の身だしなみの部分で、気をつけた方が良い点だけを挙げておきたいと思います。例えば離職中の男性の方でたまにいらっしゃるのが「無精ひげ」「ひげが長い(手入れされていない)」「金髪」などといった点。これらは転職活動を進めていく上で望ましくないため、面談時にもきちんと手入れをする、黒髪にして行くなどの対応が望ましいです。尚、女性の方であれば、ピアスはネイル、香水、派手すぎる髪色、口紅などは気をつけた方が良いでしょう。
ちなみにキャリアコンサルタントはスーツ、またはビジネスカジュアル
ちなみに、面談時に対応してくれるキャリアコンサルタントの側は、スーツまたはビジネスカジュアルです。日々様々な人に出会い、相手との信頼関係を作っていくという仕事柄もあって、相手に対して失礼がないように、余計な悪印象を与えないようにと考え、スーツやビジネスカジュアルを基本にしています。転職エージェントや人材派遣会社の多くはこういった服装で相手を迎えています。
面談の服装にルールはないものの、TPOや周囲への気遣いは考えておこう
面談時の服装については、厳密なルールや正解、不正解といったものはありません。しかしながらキャリアコンサルタントも、採用活動を行なっている企業の人事担当者に、自信を持って推薦できる人物であるかどうかは見ていると考えておいた方が良いです。相手に服装のことで余計な心配をされると、あなた自身も嫌な気分になってしまうと思います。お互いが余計な心配をする事なく、あなたにとって大切な将来の話に集中できる服装を選ぶ事が大切です。
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