ハローワーク八幡浜

八幡浜駅前にあるハローワークのため、立地環境としては悪くないと思いますが、電車で行こうと思うとJR予讃線の運行本数が少ないので大変です。特急電車を除く普通電車は概ね2時間に1本くらいしか走っていないため、電車に乗るまでに苦労します。

バスに関しても、長浜駅前と八幡浜港をつなぐ伊予鉄南予バスの路線が一応あるものの、そもそもバスに乗ってハローワークまで行こうとする人も少ないと思います。田舎町にあるハローワークのため、用事がある人は車で行っていると思います。

国道197号線沿いに駐車場の出入口があり、道路にハローワーク八幡浜の看板も出ています。ここは建物の横と裏側が駐車場になっていて、見た感じでは大体15台ほどの車が停められるようになっています。

また、自転車の駐輪場に関しては建物の裏側、端の方に駐輪スペースが設けられていて、7、8台の自転車が置けるくらいの広さになっていました。ここは田舎の割に建物が綺麗な作りのハローワークです。

施設内は静かな雰囲気で、各窓口のレイアウトやポスターなどは見やすい、わかりやすいように工夫されていると思います。久しぶりにハローワーク八幡浜へ行きましたが、職員の方が声をかけてくれたおかげで、必要な求職登録の方法などもスムーズに教えてもらえました。

まだ、本当に聞きたい、教えてもらいたいことがすべて聞けた訳ではないものの、こちらが希望していた条件の求人情報は一定数紹介してもらえたので、一度中身に目を通してから後日また相談に行こうと思っています。

ハローワーク八幡浜の施設内にはマザーズコーナーがありません。そもそも愛媛県内のハローワークでマザーズコーナーがあるのは、松山市内と今治市内、新居浜市内に限られています。

ちなみにハローワークのマザーズコーナーは一般の求職者と分けられていて、小さなキッズスペースにおもちゃや絵本が置いてあったりし、子供と一緒に行っても大丈夫なようになっています。子育てと仕事の両立に積極的な職場の求人情報がまとめられていたりして、ママさんが仕事を探しやすいように工夫してあります。

7、8年前、失業保険の手続きと受給でハローワーク八幡浜まで通っていた時期があり、その時の職員の方の対応は丁寧だった印象があります。私は当時、自己都合で前の仕事を辞めていたため、失業保険をもらうには3ヶ月くらいの待機期間がありました。

ちなみにここでは、早く再就職先が決まれば「再就職手当」が貰えると教えてもらったこともあります。ハローワークからの紹介で仕事が決まること、次の職場でも雇用保険に加入することなどの制約条件はあるようですが、失業保険全額の5割から7割程度が貰えると聞いたため、実際に仕事が決まればかなり大きな金額になると思います。

職業相談の窓口は1階にあり、1番から5番までの窓口が並んでいました。私が相談に行っていた頃は基本的にどの担当者の方に相談しても問題はなかったです。また、窓口には幅広い年代の担当者の方がいましたが、若い担当者の方は丁寧で優しい感じでした。年配の担当者の方は少しフランクな口調で話されることが多かったです。

ちなみに求人内容や募集している会社の詳細について疑問が湧いた際は、窓口にいる担当者の方を通じて、直接会社側へ問い合わせてもらうことも可能です。また、求人によっては事前に職場見学のセッティングも行ってくれることがありました。担当者の方の対応については個人の好みもあると思いますので、まずは自分が話しやすい担当者の方を見つけるのが大切だと思います。

今から10年近く前にはなりますが、当時働いていた食品会社でパワハラを受け、心身に不調をきたして退職しました。それがきっかけでハローワーク八幡浜へ行き、失業手当の申請を行ったのですが、その時に職業訓練の提案を受け、詳しく説明してくれたのがきっかけでした。

この時にパソコンのMOS資格が取れる公共職業訓練のコースを紹介してもらい、失業手当をもらいながら3ヶ月間職業訓練校へ通い、無事に資格も取得することができました。今となっては当たり前のパソコンスキルではありますが、この時の相談窓口の方々の提案はありがたかったです。

以前の会社を退職した時に、次の仕事探しでハローワークインターネットサービスを使いました。求職者マイページを開設しておくと、各求人情報の詳細が閲覧できたり、気になる求人情報を保存できたりするので、ハローワークまで行かなくても簡単に求人が探せる点は助かります。また、ハローワークは公共機関なので一定信頼できる情報は載っているとも思いました。

ただし、ハローワークインターネットサービスのサイトは同じような大きさの文字や文章ばかりで、写真もなく、それぞれの文章が長く、平坦な感じでなんとなく読みづらかったのを覚えています。あと、仮に応募したい会社が見つかった場合も、わざわざハローワークまで出向いて応募の手続きをしないといけなかったので、応募の作業をインターネットサービスで完結させて欲しいと思っていました。