ハローワーク喜多方

喜多方はど田舎なので、正社員の募集も少ししかありませんでした。また、パート、アルバイトの仕事も都会と比べると極端に少なくて驚きました。そして求人票の条件欄には、通勤用の車を持っている事が必要と書かれたものが目立ちました。都会だとバスや電車が主な交通手段ですが、地方の場合は1時間に1本くらいしか電車が通りません。あと、畑作業や野菜の仕分けといったような仕事もあったのですが、重労働の割に最低賃金と思えるような時給でとても働きたいと思えるものではなかったです。

喜多方駅から近く、アクセスは良好。駐車場の方にはおよそ10台ほどの車を停める事ができる。建物内は非常にシンプルで、玄関を入ってすぐの場所に受付があり、右手には求人検索機が5台ほどある。奥の方には失業給付金の相談窓口もあり、常に職業訓練センターのDVDも流れていた。

若者支援や学卒向けの窓口はなかったが、個別相談は可能なよう。相談時に自分の志向や経歴を話しておくと、志向に合った求人が出た時に求人表を郵送してくれるサービスもあった(申し込み不要)。職員については、1人だけ嘱託らしき初老の男性の対応が気になったが、他の人は親身に話を聞いてくれた。

初めての失業保険申請で何もわからない状態でしたが、1つ1つ丁寧に説明、確認してもらえたので基本的には安心して手続きができました。また、後日子供連れで失業保険の説明会に行った時は出入口に近い席を確保してくれ、説明会の途中でも「大丈夫ですか？」「あとこの位の時間がかかります」と配慮してくれ、とても助かりました。説明内容もポイントになる部分を重点的に説明していたのでわかりやすかったです。

認定日や説明会の日は混雑で駐車場が埋まってしまい、遠くの駐車場まで歩かなければいけなかったのが子供連れの私には少し辛かったですが、全体的な対応は良く、子供連れでも気遣ってくれる職員の方が多いハローワークでした。

3年前に地元の喜多方で仕事を探したのですが、簿記やエクセル、ワードなどの資格があっても、未経験でできる正社員の求人は少なく、勤務地に関しても近くで探すのは難しかった。そのため、私でもできる販売やサービス業などに広げて職種を考えたり、何月頃に求人が増える傾向があるといった話を聞いたりし、それまでの間は短期で仕事をしてみては？というようなアドバイスをもらいました。

この話を踏まえた上で求人を探すと、アルバイトからできる販売職の仕事を見つけました。そして一時的な間だけ働き、その後ゆっくりと事務の仕事を探してみようと思っていたのですが、案外その仕事が楽しく、2ヶ月後には正社員にしてもらい、今では販売職で3年近く働いています。ハローワークの職員さんのアドバイスがきっかけで今の職業に就けたので、今となっては感謝しています。