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教えて!本当に役立つ転職エージェントの使い方は?

なんとなく転職エージェントに登録してみたけれど、実際のところどんな風に使うのが正解なのかわからない。そんな方のために、本当に役立つ賢い転職エージェントの使い方をご紹介。転職エージェントも、上手く使えば効果が引き出せますよ。

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転職エージェントには中途採用の生々しい情報が揃う


転職エージェントは企業の人事担当者と直接やりとりを行なっているのが基本なので、人事担当者から仕入れた生情報が揃う場所でもあります。実際のところどんな人材を求めていて、現状の採用活動の進捗はどうなのか、どんな人物像、どんなキャリア、なぜその職種、ポジションの採用を行うのか、その採用はいつまでに行うものなのか、例えばこんな風に、企業の人事担当者から直接仕入れた生々しい情報が集まっています。


もし登録したら、どんな風に使う、活用するのがお薦め?


転職エージェントの転職支援サービスに登録をすると、キャリアカウンセリングという場で担当してくれるキャリアコンサルタントと個別の面談を行うのが一般的です。この面談はエージェントが実際の求人情報を紹介していくにあたって、これまでの経験やキャリア、今後の希望条件などに関するヒアリング、意見交換、質疑応答などを行う場となっています。


ちなみにキャリアカウンセリングは、見ず知らずのキャリアコンサルタントと挨拶を交わして面識を持ち、お互いの信頼感を確認し合う場でもあります。もしあなたが転職エージェントに登録をし、せっかくなので役立つ形で活用したい、賢い使い方をしたいと思うのであれば、キャリアカウンセリングの場で、以下のような使い方をするのもお薦めです。


【1】意中の企業の中途採用の、ホントの情報を聞く


冒頭でご紹介したように、転職エージェントは企業の人事担当者と直接やりとりを行なっているのが基本なので、あらゆる生情報が揃っています。もしあなたが既に転職したいと思っている企業があるならば、キャリアコンサルタントにその企業に関する生情報を教えてもらうのもお薦めです。そもそもいつまでに何名の採用なのか、どんな人が内定をもらっているのか、どんな人が選考落ちしているのか、その企業の採用のクセや傾向は、もし内定がもらえると、どのくらいの待遇条件が提示されているのかなど、その企業の人事担当者と取引があるエージェントであれば、聞く事もできます。


【2】意中企業への内定可能性を聞いてみる


意中の企業の生情報が一通り聞けたら、実際のところ自分は内定がもらえる可能性があるものなのか、それとも全くもって無理なのか、などの内定可能性についても聞いてみましょう。もちろんキャリアコンサルタントにとっても選考前からはっきりとYes、Noで予測するのは簡単とは言えないものの、過去にそのエージェントを経由して、企業に入社した人がいる、そういった実績がある場合は、ある程度の傾向や可能性、内定有無のポイントになる部分などを教えてもらう事はできるでしょう。


【3】求人サイトの情報から見えてこない、ネガティブ情報を聞く


近年の求人サイトに掲載されている求人広告は、どれも楽しく働いている印象を与えようとするものばかり。実際のところどうなのか?といった情報がなかなか見えてこない時もあります。そんな時はキャリアコンサルタントに、敢えて求人内容やその企業のネガティブ情報を聞いてみるのもお薦めです。全てがパーフェクトな求人、企業などあるわけがありませんので、こんな人には向いている、こんな人には辛いなどの情報を事前にしっかりと聞いておくことをお薦めします。


【4】選考合格に役立つ情報、アドバイスをもらっておく


転職エージェントには企業の選考方法や選考の内容に関する情報も集まっています。例えば筆記試験の有無や実施時の大まかな試験内容に関する情報、面接ではどんな面接官が出てくるのか、その人物の人柄や特徴、面接ではどんな質問が出てくる事が多いのか、などの情報も集まっています。ちなみに転職エージェントでは応募者の選考合格率をアップさせるために、過去にエージェント経由で面接を受けた人に協力を依頼し、面接当日の質問内容などの情報をフィードバックしてもらい、今後に活かすために蓄積しているのが一般的です。


【5】面接で直接質問しづらい内容を聞く、交渉してもらう


もしあなたが企業の面接を受ける立場であれば、企業に対してホントのところはどうなのか?と思って質問してみたい内容もあると思います。ただし、あまりに本音すぎたり、自分の印象を下げてしまうかもしれない質問については、リスクを避けてキャリアコンサルタントに聞いてみる、キャリアコンサルタントを通じて質問をして、後日回答をフィードバックしてもらうというのも賢い使い方です。キャリアコンサルタントは日々人事担当者とやりとりを行う中で、さりげなく応募した本人の印象を下げない方法で、代わりに質問をしてくれたり、空気感を読みながら交渉を行なってくれます。


【6】成功している人のキャリアパスや転職のタイミングなどを教えてもらう


もしあなたが無理に転職する必要もないという状態であれば、過去にエージェントを利用して転職を成功させた人たちの特徴やキャリアパスなどを聞いてみるのも賢い方法です。もし就きたい職種、ポジションの仕事があるのであれば、過去の人たちはどういった手段、方法で経験を積んでいき、どのタイミングでステップアップしていったのかなどの過去事例も知る事ができます。例えば業界内で中小企業から中堅企業を経て、最終的に大手企業へとステップアップしていった人の話や、大手企業でのキャリアに閉塞感を感じた人が、どういった業界、企業から引き合いを受けて転身したのか、などの話を聞くのもお薦めです。


本音を話して聞く、情報やアドバイスに耳を傾けるのが基本


最後に、もし転職エージェントを賢く利用したい、うまく使いたいと思うのであれば、キャリアカウンセリングの際にあなた自身のこともしっかりと話し、相手に必要な情報をきちんと与えてあげるのも基本です。的を得た回答をもらう、一般的には出回らない情報をもらうためには、相手にも一定の配慮をしてあげる必要があります。詰まるところキャリアコンサルタントも人なので、お互いにコミュニケーションを深めていく中で教えてもらえる情報もあったりするのです。

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