ハローワーク伊賀

伊賀鉄道の四十九駅まで出れば駅からの距離は近いハローワークです。駅からは6分ほど歩けばハローワーク伊賀に到着できます。ちなみに四十九駅に停車する電車は1時間に2本くらいしかないため、その点の方がアクセスのしやすさに影響すると思います。

バスに関しては伊賀市の「にんまる」というコミュニティバスの内回り循環西コース、または外回り循環の路線に乗ることになります。どちらの場合も並松というバス停が最寄りになりますが、バスの運行本数が2時間に1本くらいしかないため、便利とは言えません。公共交通機関でのアクセスはなかなか不便だと思います。

建物の外観は忍者屋敷をモチーフにしていて、ちょっとお洒落な感じになっています。ただ、施設の内部はそこまで広くなく、こじんまりとした雰囲気です。入ってすぐの場所に総合受付があり、そこで用事を伝えれば案内をしてもらえるため、初めてでも迷うことはないと思います。

このハローワークは伊賀市と名張市が管轄になっていて、名張市在住の人はここまで失業保険の認定を受けに来ることになります。ハローワークプラザ名張の方は求人の検索や閲覧、紹介業務のみしか対応していません。

ハローワーク伊賀の施設内にはマザーズコーナーがありません。ただ、もしマザーズコーナーを利用したいのであれば、名張市内にあるハローワークプラザ名張のマザーズコーナーが利用できるようになっています。

ハローワークプラザ名張のマザーズコーナーは一般の求職者と分けられていて、小さなキッズスペースにおもちゃや絵本が置いてあったりし、子供と一緒に行っても大丈夫なようになっています。子育てと仕事の両立に積極的な職場の求人情報がまとめられていたりして、ママさんが仕事を探しやすいように工夫してあります。

失業保険の受給にあたっては、定期的に失業認定を受けにハローワーク伊賀まで通うことになります。館内奥の失業保険窓口に箱が置いてあり、そこに雇用保険受給資格者証を提出すると大体5分から10分程度で窓口に呼ばれます。そこで求職活動の状況に関する質問を受け、認定印をもらうような流れでした。

ちなみに失業保険の初回手続きを行った後は、受給に関する説明会に参加する必要があります。自分が参加した時は概ね30代から50代くらいの男性参加者が多かった印象があります。

子供が大きくなってきたタイミングで、パートから正社員の仕事に転職したいと思って求人紹介を受けました。当初は子育てをしなからずっとパートで働いてきたため、そんなに良い求人には巡り会えないだろうと思っていました。でも、相談窓口の担当者の方が私の資格や今までの経験、スキルを詳しく聞き取ってくれて、条件に合うような求人をいくつか紹介してくれました。

面接日程の調整などの段取りも全て行ってくれたため、自分で求人広告を見て応募するよりもスムーズに話を進めることができました。面接に必要な書類の書き方もアドバイスしてくれて、無事に正社員の仕事で採用してもらうことができたので、私は相談して良かったと思っています。

最後にハローワーク伊賀を利用したのは10年近く前になります。その時は求人閲覧用のパソコンを使って自分で求人を探し、興味がある求人を見つけたらその場で印刷し、相談員の人に渡して紹介状を発行してもらい、相手の会社に面接日を相談しながら決めていくという流れでした。

自分の場合は親切な職員の人に当たっていたようで、近隣の市の求人情報を元に、通勤のための手段や仕事内容で熟慮した方がいいポイントなど、細かな点を心配してくれました。また、可能なら面接を受けた時に会社を見学させてもらい、職場の雰囲気や細部を自分で見て感じた方が良いなどのアドバイスもしてくれました。

本気で再就職先を探すのであれば、月始めや毎週月曜日に求人が更新、追加されていたため、そのタイミングで閲覧しに行くのが良いと思います。また、窓口できちんと相談できる職員さんを見つけるのも大切なことだと思います。