ハローワーク伊賀

建物外観は忍者屋敷をモチーフにしていてちょっとオシャレな建物になっています。内部はそこまで広くなく、こじんまりとした印象で、入ってすぐの場所に総合受付があるので迷うことはないと思います。このハローワークは伊賀市と名張市が管轄になっていて、名張市在住の人はここまで雇用保険の認定を受けに来ることになります（ハローワークプラザ名張は求人閲覧、紹介業務のみ）。

私も3ヵ月前に利用したばかりなのですが、認定日に隣の窓口でちょっとしたトラブルが起きていました。要約すると「職員の説明不足で認定日が遅くなった」「その事を当該職員に伝えたところ鼻で笑った（と言っていた）」「その態度に立腹した相手が所長を出せ」と言い始めたといった感じでした。私の担当だった職員の人は普通でしたが、不安な離職者の神経を逆撫でするような言動には注意して欲しいです（勿論全ての職員がそうではありませんが）。

子育てが落ち着き、再び仕事をしようと思った時に行きました。ここは田舎なので、募集している会社に限りがあったり、募集している職種にも大きな偏りがあったりします。事務職の募集はとても少なく、反対に工場での作業や接客業の求人は多くありました。

最初は希望するような職種、勤務時間の仕事は見つかりませんでしたが、職員の方が親身に対応してくれたのもあり、何度か通って仕事を探しました。ある日、希望に近いような仕事が見つかったと職員さんが電話をしてきてくれて、その会社の面接を受けて採用に至りました。一人一人に親身に対応してくれる印象のハローワークでした。

館内奥側の窓口に提出専用の箱があるので、そこに雇用保険受給資格者証を提出すると5分から10分くらいで窓口に呼ばれ、誤記や記入漏れに伴う訂正箇所を教えてもらいました。また、今後は入口付近の窓口で就職活動の状況を質問され、認定印をもらいました（この窓口で気になる事や就職に関する相談などが出来ます)。

その後は失業保険の受給に関する説明会に参加しましたが、参加者は概ね30代から50代の人が多かった印象です。認定日に関しては第1から第4水曜日のいずれかに割り当てられることが多いと思われ、自分の場合は第3水曜日でした。

名張市では失業保険の手続きができず、伊賀市まで行きました。車で30分以上かかるので、車がない人はどうするのだろうと思ってしまいます。失業保険の窓口の人の対応も愛想がなく、無機質な印象を受けました。私としては聞きたい事も聞きづらかったです。

失業保険は退職理由や勤続日数によって支給日数なども変わってきますが、私の場合は最初の手続きでそれが間違っていて、途中で訂正された時に何の説明もありませんでした。できればもうこのハローワークに行きたくないというのが本音です。きちんと対応する方もいるんだろうとは思いますが、以前の印象が悪すぎました。

最後に利用したのは10年近く前になりますが、求人閲覧用のパソコンを使って自分が気になる求人を探し、興味があるものがあれば相談員に求人票を印刷して渡し、紹介状を発行してもらって、相手の会社に面接日等を相談しながら決めていくという流れでした。

自分の場合は良い職員の人に当たっていたと思うので、近県や隣接する市の求人を元に、通勤手段や仕事内容を熟慮した方がいいなど、細かな点を心配してくれました。また、可能なら面接を受けた時に会社を見学させてもらい、職場の雰囲気や細部を見て感じた方が良いなどのアドバイスもくれ、その点は親切でありがたかったです。本気で仕事を探すのであれば、月始めや毎週月曜日に求人が更新、追加されるので、必ず閲覧しに行くべきです。また、窓口できちんと話せる職員さんを見つけるのも大事なことだと思います。

伊賀のハローワークには自転車の駐輪場と30台分程度の駐車場が併設されていますが、車の駐車場の方は路面が土質なので、雨が降った日は大きな水溜まりができてしまいます。なので雨の日は足元に気をつけた方がいいです。

名張に引っ越してきた当時はまだ、大阪の予備校に籍があったので、週のうち何日かは大阪の予備校まで通っていました。しかし、体力的にもきつかったので予備校の仕事を減らし、名張で塾の教師の職を探しました。でも、ここは田舎なので塾の教師の職といってもなかなか見つかりません。一度見つかった時も運転免許が必要と言われました。これは大阪では考えられなかったことです。予備校によっては車通勤を禁止しているところもありましたので。この時は車がないと仕事すらできない事が身に沁みました。

この時はハローワークを中心に職を探しましたが、今はインターネットで職種と地域を指定すれば、求人している企業も見つかります。確かに地方での仕事探しは大変ですが、これは求人側から見ても地方での人の採用はまた大変なことです。それもまた実感しました。地方では中学レベルの数学を教える教師はいても、高校生レベル、大学受験レベルの教師が見つからないのです。そんなわけで今もなんとかその塾で教えています。